有望な投資銘柄としてのアマゾンとその闇

笑っている男性

アマゾンと言えば、アップルとともにハイテク産業の有望な投資銘柄と言うことができるでしょう。
アップルの場合には、画期的な製品を産み出している会社として有名ですが、アマゾンの場合には、画期的なビジネス・プロセスを産み出している会社として認知されています。
このような面だけを見ていれば、アマゾンは素晴らしい会社であるということになりますが、一方で闇の部分も抱えていると指摘することもできます。
すなわち、その労働環境は必ずしも恵まれていないと言えるわけなのです。

労働者の賃金は安く抑えられていますし、不当な解雇も横行していると言われています。
別の見方をすれば、アマゾンのサービスが顧客に安く提供できているのは、このような労働者の犠牲の上に成り立っているからなのだと言うことができるかもしれません。
これは、最近よく話題になっている格差社会の一例と言えるかもしれません。
昔は、素晴らしい会社というのは、顧客に対して優れた商品やサービスを提供するのみではなく、従業員に対して高い賃金や福利厚生を保証していたものです。
それが、いつの間にか、高い賃金や福利厚生を保証されているのは一部の役員だけとなってしまって、大多数の労働者は不安定な雇用に悩まされることになってしまった訳です。

アメリカ社会においては、アマゾンのように飛ぶ鳥を落とすような勢いのある会社でもこのような状況なのですから、社会の底辺にいる人々は当然不満を抱くことでしょう。
ですから、アメリカ大統領選挙において、バーニー・サンダースやトランプのような過激な候補者の人気が高まるわけなのです。
このような動きは、決してアメリカ社会に特有というわけではなく、日本にも既に起こっていると言えます。